ソフトウエア開発の先駆者ノートン氏、現代美術品60点競売に-NY

コンピューターソフトウエア開発 の先駆者、ピーター・ノートン氏が所蔵する現代美術作品60点が、ク リスティーズがこの秋、ニューヨークで開くオークションに出品される 見通しだ。

クリスティーズが11月8-9日の夜間と昼間に開催するオークシ ョンには、現代美術家のマシュー・バーニーや村上隆、ポール・マッカ ーシーらの作品が出品される予定で、落札総額は2500万ドル(約19 億4000万円)を超えると推計されている。

これらの作品の中には、マッカーシー作の高さ7フィート(約2.1 メートル)のオブジェ「トマト・ヘッド(グリーン)」などが含まれ ノートン氏の3次元アートへの関心の高さが示されている。壁に2フィ ート四方の穴を開け、青空を背景に鉄格子を組み込んだロバート・ゴー バー作の「プリズン・ウインドー」もある。

ノートン氏は文書で「私の芸術作品に関する理想の1つとして、作 品の背景には思考やアイデアがあるというのがある。ただ、このような アイデアを理解していない鑑賞者に対してはその作品がアピールする視 覚的な内容はあまりない」と指摘する。

「ノートン・アンチウイルス」などのソフトウエアプログラムの開 発者であるノートン氏は、新進芸術作品のコレクターで、慈善家でもあ る。ニューヨーク近代美術館 (MoMA)の理事の1人であり、2000 年には自身の所蔵品の中から1000点以上を世界各地の32施設に寄贈 した。同氏が開発したソフトウエアは現在、米シマンテックが製造して いる。

ノートン氏は文書で「関与した複数の美術館に長期にわたって作品 を寄贈してきたが、今はその数を増やす時期だと考えている。今回の売 却により他の方法でも寄付が可能になる見通しで、収益金は新たな慈善 信託の創設に投じる方針だ」としている。

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