7月の第3次産業活動指数は4カ月ぶり小幅マイナス-反動減などで

国内サービス産業に対する企業や 家計の需要動向を示す第3次産業活動指数は、前月まで上昇基調が続 いた反動などもあり、7月に前月比で4カ月ぶりのマイナスとなった。

経済産業省が12日発表した7月の指数(2005年=100、季節調整 値)は98.4と、前月比0.1%低下した。ブルームバーグ・ニュースの 事前予想調査の中央値は同0.2%上昇だった。

業種別では、「土木・建築」が前月比8.0%減少したほか、「運輸」 は同0.7%のマイナスだった。高速道路料金の上限を1000円とする制 度が6月中旬で廃止となったことなどが影響した。一方、「卸売業、小 売業」は薄型テレビ需要などから同0.4%増加。「宿泊業、飲食サービ ス業」も同1.7%増となった。

同省は7月が小幅減に転じた背景について、震災からの回復が続 いたことへの反動だと説明した。指数は3月に大幅減となったものの、 4-6月は続けて増加した。

JPモルガン証券の菅野雅明チーフエコノミストは統計発表前、 ブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し、「節電などの影響で少し 回復のテンポは鈍るだろう」と指摘。先行きに関しては、9月からの 緩やかな回復を予想する一方、「円高の影響と海外経済の減速で、輸出 が思っていたより伸び悩んでいる。これが第3次産業にも影響を及ぼ す可能性がある」との見方を示した。

-- Editor:Norihiko Kosaka, Hitoshi Sugimoto

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