ギリシャ首相:デフォルト回避で赤字削減緊急措置-不動産課税など

ギリシャのデフォルト(債務不 履行)回避とユーロ圏にとどまることを言明しているパパンドレウ首 相は、同国向け追加支援をめぐり国内や欧州での反発が強まる中、財 政赤字の削減につながる新たな緊急措置を承認した。

ベニゼロス財務相は11日記者団に対し、パパンドレウ政権が公 選の全役職者への1カ月間の賃金カットと、全ての不動産への2年間 の課税を計画していることを明らかにした。迅速な徴収のため電気料 金の請求書を通じて課税される予定。

同財務相は新たな措置は同国が2011年の財政赤字目標(171億 ユーロ=約1兆8000億円)と、12年の財政赤字目標(149億ユー ロ)の達成に役立つと強調している。

同財務相は「今の困難な状況を切り抜けるために全力を尽くす必 要がある」と述べ、「われわれに落ち度があると言わせる口実を誰に も与えてはならない」と語った。

給与カットや不動産税の背景には、ギリシャがデフォルトに近付 いているとの懸念からユーロが先週末に半年ぶりの安値に急落し、ギ リシャ2年債利回りが過去最高の57%に達したことがある。7月に 合意された第2次ギリシャ支援は欧州連合(EU)内の対立で頓挫す る恐れがあり、ショイブレ独財務相は10日、ギリシャがEUと合意 した財政目標が達成可能だと示さない限りは当初の救済策の次回分 80億ユーロの支払いを見送る考えをあらためて示した。

これに対しパパンドレウ首相は同日、政府の最優先課題は「ギリ シャを破綻から救うことだ」と述べ、目標達成に必要な措置は何でも 行うと言明していた。