仏銀3行、格下げでも株価は限定的な下げにとどまる公算-市場関係者

BNPパリバとソシエテ・ジェ ネラル、クレディ・アグリコルのフランス大手銀行3行は、米格付け 会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによって格付けが引き 下げられたとしても、株価はこの3カ月で既に40%余り下落している ことから限定的な下げにとどまる可能性がある。市場関係者がこうし た見方を示した。

事情に詳しい関係者2人が明らかにしたところによると、時価総 額で仏銀1-3位を占めるこれら3行は、今週にもギリシャへの投資 を理由に格付けが引き下げられる可能性がある。

バンク・マルタン・モーレル(マルセイユ)で、これら3行の株 式を含む100億ドル(約7800億円)相当の資産運用に携わるジェロ ーム・フォルネリス氏は、「3行は若干下げる可能性があるが、基本 的には全て織り込み済みだ」と指摘。「株価収益率と純資産価値から 見て既に極めて割安だが、それに加え、米連邦準備制度理事会(FR B)と欧州中央銀行(ECB)は2008年を教訓に、重要な銀行全て に流動性を十分供給するだろう」と説明した。

国際決済銀行(BIS)の6月のリポートによると、フランスの 銀行が保有するギリシャの民間・政府債務関連のリスク資産は567億 ドルでトップ。

ムーディーズは6月に、これら3行の格付けを引き下げ方向で見 直すと発表。「ギリシャのデフォルト(債務不履行)や債務再編が起 こった場合の影響と、現在の格付け水準に矛盾が生じる可能性」を検 証するとした。

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