大手ヘッジファンド投資会社の運用資産、1-6月に1.6兆円増加

、米ブラックストーン・グループ やスイスのUBSの資産運用部門、HSBCオルタナティブ・インベス トメンツなど世界の大手ヘッジファンド投資会社は、1-6月(上期) に運用資産を210億ドル(約1兆6200億円)増やした。ヘッジファン ド・インテリジェンスの専門誌インベストヘッジの調査で明らかになっ た。

同誌が13日に発表する予定の文書によると、顧客の資金をヘッジ ファンドに投資するファンド・オブ・ヘッジファンズの運用資産は1- 6月に3.3%増の6550億ドルに達した。前年同期は0.6%減の5950 億ドルだった。調査結果には運用資産が10億ドル未満の企業は含まれ ていない。

投資家らは、2008年以降、ファンド・オブ・ファンズによって課 される追加的な手数料について疑問視してきた。同年にはこれらの企業 は平均してヘッジファンドより多くの損失を出していた。インベストヘ ッジ誌の編集者ニキ・ナタラジャン氏によると、運用資産10億ドル以 上の企業のうち、昨年「素晴らしい業績」を挙げた企業の運用資産は1 -6月に最も速いペースで増加した。

ナタラジャン氏は文書で「業績が重視されている」と指摘。「この 業界の一部企業にとっては自尊心が低下する困難な局面が続いているが 好調な業績を維持している企業名を見ると、自社の目的を分かっている 企業がなお、かなりあることは明らかだ」としている。

インベストヘッジ誌によると、ブラックストーンのオルタナティ ブ・アセット・マネジメント部門の運用資産は10年末以降43億ドル 増加し372億ドルとなっている。UBSグローバル・アセット・マネジ メントの運用資産は33億ドル増の308億2000万ドル、HSBCオル タナティブ・インベストメンツは17億8000万ドル増の298億ドル。

調査会社ヘッジファンド・リサーチ(シカゴ)によると、ファン ド・オブ・ファンズの1-8月の運用成績は平均でマイナス1.9%、ヘ ッジファンドはマイナス1.2%だった。ファンド・オブ・ファンズの運 用成績は08年に米リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻をき っかけとした世界信用危機の影響でマイナス21%となった。ヘッジフ ァンドの成績も同年に最低に落ち込み、マイナス19%だった