米CFTC:金融規制改革法に基づく証拠金規則の採決、来年に延期

米商品先物取引委員会(CFT C)は、金融規制改革法「ドッド・フランク法」に基づく規則の一部に ついての採決を2012年1-3月(第1四半期)に先送りする方針だ。 規則の施行期日については来年後半に延期される見込み。これらの規制 は、601兆ドル規模に上るスワップ市場を対象とする。

CFTCのゲンスラー委員長による採決延期の発表は2度目。スワ ップ市場のリスク軽減と透明性向上を目指す規則の策定終了までにCF TCがさらに時間を必要としているためだ。CFTCは既に、従来7月 16日に施行予定だった他の規則についても遅くとも年末まで先送りし ている。

ゲンスラー委員長は規則策定の暫定的なスケジュールの概要の中で 資本や証拠金のほかスワップ取引実行機関、内部的業務遂行基準に関す る規則の策定は12年1-3月に終了する可能性が高いとの見通しを示 した。

CFTCのスコット・オマリア委員(共和党)は会合で「この予定 に従えば、実際には清算と取引に関する規制の施行は12年7-9月 (第3四半期)ごろにずれ込むだろう」との見方を示した。

10年7月に制定されたドッド・フランク法は当初、米ゴールドマ ン・サックス・グループやモルガン・スタンレー、カーギルなどの企業 による取引のリスクを制限する規則の大半をCFTCが1年以内に策定 するよう求めていた。取引の大部分が未規制だったため08年の信用危 機が助長されたとみられている。