NY原油(8日):反落、90ドル台維持できず-景気見通しを懸念

ニューヨーク原油先物相場は下落。 世界の経済回復が足踏みしているとの懸念を背景に、バレル当たり 90ドル台を維持できなかったことから売りが出た。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は景気見通し に対するリスクが大きくなってきたと述べた。S&P500種株価指 数は前日に2週間ぶりの大幅高となったものの、この日は値下がりし た。この日の原油相場は方向感のない展開となった。熱帯性暴風雨の 影響で供給に混乱が生じるとの懸念から一時は1バレル=90.23ド ルまで上昇したが、88.59ドルまで下落する場面もあった。

アダム・メッシュ・トレーディング・グループ(ニューヨーク) のチーフストラテジスト、トッド・ホーウィッツ氏は「原油は極め て変動の激しい商品だ」と指摘。「終値ベースで90ドルを下回る限 り、私はショート(売り持ち)にするつもりだ。原油はS&P500種 に追随しているかのようだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は前 日比29セント(0.32%)安の1バレル=89.05ドルで終了。年 初からは2.6%の下落。

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