欧州の公社債保証コスト上昇、ECB総裁のリスク発言で-CDS取引

8日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、欧州のソブリン債と社債の保証コスト が一時低下した後、上昇に転じた。欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁が景気回復へのリスクが高まったとの認識を示したほか、米国 の新規失業保険申請件数が予想に反して増加した。

JPモルガン・チェースによると、主に高リスク・高利回りの 40銘柄で構成するマークイットiTraxxクロスオーバー指数は ロンドン時間午後2時半現在、10ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇の727bpとなった。スプレッド上昇は信用の質が 悪化したとの認識を示す。

西欧の国債15銘柄のCDSスプレッドから成るマークイットi Traxx・SovX西欧指数は2.5bp上げ322.5bpと、6日 に付けた終値ベースでの過去最高である327bpに迫っている。

CMAによれば、ギリシャ国債のCDSスプレッドは240bp 上昇し3045bp。これは向こう5年間のデフォルト(債務不履行) 確率91%を織り込んだ水準。

投資適格級の欧州企業125社で構成するマークイットiTr axx欧州指数のスプレッドは、1.75bp上げ176.5bp。欧州 の銀行・保険25社の優先債に連動するマークイットiTraxx金 融指数は5bp上昇の266bp、劣後債の指数は9.5bp上昇し

479.5bp。