アジア株:もみ合い-豪雇用者数減や中国の利上げ観測が上値抑える

8日のアジア株式相場はもみ合い。 米国の追加景気刺激策に対する期待がある一方、オーストラリアの雇用 者数の減少や中国の利上げ観測、株式売却計画をめぐる懸念が相場を圧 迫した。

韓国のサムスン電子はソウル市場で3.2%安。豪コモンウェルス銀 行はシドニー市場で0.6%値下がりした。婦人靴販売を手掛ける中国の 百麗国際は8%下落。同社幹部の一部が自社株を売却する可能性がある と発表した。時価総額で中国最大の銀行、中国工商銀行は1.2%の下げ。 当局が利上げに踏み切る可能性があると伝えた証券時報の報道を嫌気し た。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時23分現在、前日比

0.1%高の121.84。0.9%高から0.2%安のレンジで推移している。

ペンガナ・キャピタルで運用に携わるティム・シュロダーズ氏(メ ルボルン在勤)は「米国の追加刺激策が世界的な景気浮揚のきかっけに なるかどうか市場は半信半疑だ」とした上で、「今後数週間に発表され る政策に大きく左右されるだろう」と語った。