7月の米貿易赤字は縮小か、輸出の回復受け-ブルームバーグ調査

7月の米貿易赤字は、前月から縮小 したもようだ。輸出が3カ月ぶりに増加に転じたとみられる。

ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト74人の予想に よれば、米商務省が8日発表する7月の貿易収支は510億ドル(約3 兆9500億円、中央値)の赤字。赤字幅はこの2年余りで最大となった 6月の531億ドルから縮小する見通し。また、先週の失業保険申請件 数は減少が見込まれている。

世界的な景気減速や欧州債務危機の影響で、財・サービスの国際 的な流れが抑制される恐れがある。輸出の恩恵が減るとともに米国の 消費者や企業が支出を抑制すれば、米製造業は追い詰められかねない。

ファースト・トラスト・ポートフォリオズ(イリノイ州)のシニ アエコノミスト、ロバート・ステイン氏は「輸出は今後も伸びるだろ うが、ここ数年と同等の増加率ということにはならないだろう」と予 想、「新興市場は猛烈な成長スピードから減速し、欧州はリセッション (景気後退)の瀬戸際に立ち、日本は失われた20年にあるため、米製 造業は内需への依存度が高まっている」と述べた。

商務省はワシントン時間午前8時半(日本時間午後9時半)に7 月の貿易収支を発表する。ブルームバーグ調査によると、赤字額の予 想レンジは460億-550億ドル。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想によれば、米労働省 が同じ時間に発表する先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み) は40万5000件と、前週の40万9000件から減少する見通し。今年こ れまでの平均は41万5000件。