米ブルームバーグ消費者信頼感指数、今年2番目の低水準

米国の消費者信頼感は先週、今 年2番目に低い水準に落ち込み、米国民が景気により悲観的になった ことが示された。

8日発表された4日終了週のブルームバーグ消費者信頼感指数 はマイナス49.3と、前週のマイナス49.1を下回った。今年の最 低は、ガソリン価格が3年ぶり高値に上昇した5月のマイナス49.4。 低下幅は調査の誤差率(プラス・マイナス3ポイント)の範囲内にと どまっているものの、同指数は2月末以降、リセッション(景気後退) およびその直後の時期を示唆するレベルとされるマイナス40を下回 る水準で推移している。

8月の非農業部門雇用者数が前月比横ばいにとどまったことに 加え、9%を超える失業率と平均時間給の前月比低下で家計にとって 明るい材料はほとんどない。景気への悲観的な見方は所得や支持政党 などの違いを超えてあらゆる層に広がっており、米経済の7割を占め る個人消費への悪影響が懸念される。

ブルームバーグ・エル・ピー(ニューヨーク)のシニアエコノ ミスト、ジョゼフ・ブラスエラス氏は「信頼感の低下は消費部門で厳 しさが増していることを示唆している」と指摘。「労働市場は停滞し ており、インフレの遅行効果で家計の実質的な購買力は低下しつつあ る」と説明した。

消費者信頼感指数を構成する3つの項目別指数をみると、景況 感の指数はマイナス88.7と前週のマイナス87.3から悪化し、09 年4月以来の低水準となった。一方、家計の指数は前週のマイナス

6.1からマイナス5.8に、消費環境の指数はマイナス54からマイ ナス53.5と共に改善した。

所得水準の違い超えて

年間所得が1万5000ドル(約116万円)未満の層の信頼感 指数はマイナス90.8と、統計がある1990年半ば以降で最低。ま た、株式相場の下落などが響き、年収が10万ドルを超える層の指数 もマイナス18.2に悪化し、17週連続のマイナスとなった。

ブルームバーグ消費者信頼感指数は、無作為抽出した18歳以 上の消費者1000人のうち、毎週250人を対象に実施する電話聞き 取り調査を基に算出される。指数の範囲はマイナス100からプラス 100。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE