英中銀:資産購入枠を維持、拡大要求けん制-政策金利据え置き

イングランド銀行(英中央銀行)は 8日の金融政策委員会(MPC)で、資産買い取りプログラムの規模を 据え置くとともに、政策金利を過去最低に維持することを決めた。追加 刺激策を求める圧力には屈せず、インフレ加速と低迷しつつある景気回 復の間での舵取りを試みる姿勢を示した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では、41 人中40人がキング総裁ら9人から成るMPCが資産買い取り枠を 2000億ポンド(約25兆円)に維持すると予想。政策金利についてエ コノミスト51人を対象にした調査では、全員がレポ金利は0.5%に 据え置かれると見込んでいた。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の エコノミスト、ロス・ウォーカー氏(ロンドン在勤)は「経済成長のデ ータ自体は十分弱く、量的緩和拡大への障壁とはなっていない。問題な のはインフレだ」と発言。「英国は量的緩和拡大がまったく可能な領域 に入ってはいるが、実施されるなら来年2月の公算が大きいだろう」と 続けた。

英経営者協会(IOD)はこの日、英経済がリセッション(景気後 退)に再び陥る事態を避けるため、英中銀は資産買い取りプログラムの 購入枠を500億ポンド拡大する必要があるとの見解を示していた。英 商業会議所(BCC)も英中銀に追加措置を講じるように圧力を加えて おり、一段の刺激策が必要となる「複数の根拠がある」と論じた。