UBS:来年の金相場予想、50%引き上げ-「爆発性の混合物」はらむ

スイスのUBSは、2012年の金相 場見通しを50%引き上げた。「世界のマクロ経済が引き続き期待外れ」 の状況にあるためとしている。

UBSは7日のリポートで、来年の金相場の見通しを1オンス当た り平均2075ドルと、従来予想の1380ドルから上方修正した。エデ ル・タリー氏(ロンドン在勤)率いるUBSのアナリストらは、13年 の見通しについても1725ドルと、従来予想の1200ドルから引き上げ た。

欧州と米国の債務危機により世界経済が低迷するとの懸念から安全 資産の需要が高まり、ニューヨークの金先物相場は今年に入って28% 上昇。6日には過去最高値の1オンス当たり1923.70ドルに達した。 米国の借り入れコストが過去最低水準を維持する中、インフレヘッジ需 要が拡大し年間ベースの金相場は11年連続で上昇している。

UBSは「米国の金利がゼロ近辺で維持されていることは、金が利 回りを提供する資産と競合しないことを意味する」と指摘。「世界の経 済成長見通しは悪化しており、欧州の重い債務負担は引き続き成長を阻 害すると予想され、米国がリセション(景気後退)に陥るリスクは高ま っている。これら全ての要因がそれぞれ金にとってプラスになってい る。総合すれば、これらは潜在的な爆発性の混合物のようだ」としてい る。