ジェームズ・マードック氏、議会で再喚問の可能性-電話盗聴事件

米メディア企業ニューズ・コープの ジェームズ・マードック副最高執行責任者(COO)は、廃刊となっ た同社の英大衆日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの電話盗聴スキ ャンダルをめぐり、再び議会で証人喚問を受ける公算が大きい。関係 者2人がジェームズ氏の議会証言と矛盾する発言を行ったためだ。

7月まで同紙の弁護士を務めていたトム・クローン氏と同紙の元 編集者、コリン・マイラー氏が6日語ったところによると、両氏は2008 年、電話盗聴が不正行為に関与した記者だけの問題ではなかったこと を示唆する電子メールをジェームズ氏に伝えた。クローン氏は英議会 の文化委員会で、両氏がジェームズ氏と訴訟について話し合った際に この件に触れなかったことは「絶対にあり得ない」と証言した。

これはジェームズ氏の主張と矛盾する新発言であり、議会はこの 不祥事に関して同氏の再証人喚問を求める可能性がある。一方、ジェ ームズ氏は10年後半まで電話盗聴スキャンダルの広がりに気付いて いなかったとの主張を繰り返している。

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのメディア担当ディレ クター、チャーリー・ベケット氏は「より大きな問題を無視したか、 あるいはそれを見逃したかのいずれかだ。いずれにせよ責任ある行動 ではなかった」と話す。

ジェームズ氏(38)と父のルパート・マードック氏(80)は7月 19日に英議会で3時間にわたって証人喚問を受けた。議会は参考人を 招致するかどうかを来週中に決めるもよう。

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