欧州株:ストックス600指数は反発、前日の2年ぶり安値で割安感

7日の欧州株式市場では指標のス トックス欧州600指数が反発。前日付けた約2年ぶり安値から値を 戻し、ここ3週間で最大の上げを演じた。前日までは3営業日続落し、 株価評価が2008年以来の低水準付近となっていた。

ギリシャ株が高い。ドイツの連邦憲法裁判所はこの日、ユーロ圏 救済基金への同国参加は違憲だとの訴えを退けている。「カルティエ」 ブランドで知られるスイスのフィナンシエール・リシュモンは前日比

7.3%高。市場予想を上回った売上高が好感された。フランス最大の 再保険会社スコールは2.5%上昇。同社は業績目標を確認した。仏 ルノーを中心に自動車株も高い。

ストックス欧州600指数は前日比3.1%高の228.84で終了し、 8月12日以来の大幅高。業種別の19指数もすべて値上がりした。 ただ、今年2月に付けた年初来高値は欧州債務危機を受けて21%下 回っており、指数構成銘柄の株価収益率(PER)は10.4倍と、 08年12月以来の低水準に近い。ブルームバーグの集計データが示 した。

BGL・BNPパリバの株式ストラテジスト、ギヨーム・デュシ ェーヌ氏(ルクセンブルク在勤)は「短期的にはバリュエーションは 魅力的だ」と指摘。「一部の銘柄は売りたたかれていたので、新規の 買いを入れるのに良い水準だ。ただボラティリティは引き続き高いの で慎重でいることに越したことはない。今日はテクニカル的に反発し たようだ」と続けた。

この日の西欧市場では、アイスランドを除く17カ国で主要株価 指数が上昇。ギリシャでは銀行株が上げ、同国最大手のギリシャ・ナ ショナル銀行は23%高の3.41ユーロ。リシュモンは47.05スイ ス・フラン、スコールは16.03ユーロでそれぞれ取引を終えた。ル ノーは7.4%高の25.78ユーロと、11カ月ぶり大幅高。ストック ス600を構成する自動車株指数は6.1%上げ、昨年5月以来で最大 の値上がり。

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