イタリア:財政緊縮計画の修正、上院が信任投票で承認へ-週内可決も

【記者:Lorenzo Totaro and Chiara Vasarri】

9月7日(ブルームバーグ):イタリアの上院は、ベルルスコーニ 内閣が当初案に修正を加えた総額455億ユーロ(約5兆円)相当の財 政緊縮計画に対する信任投票を実施し、これを承認する見通しだ。財 政再建策を政府が後退させるとの懸念が広がり、イタリア国債の利回 りは急上昇していた。

上院は欧州時間7日午前9時半(日本時間午後4時半)から修正 案の審議に入り、その後信任投票を行う。修正案には付加価値税率の 21%への1ポイント引き上げのほか、年間30万ユーロを超える収入 への3%の課税、民間部門の女性の定年を2014年から引き上げる措 置が盛り込まれている。上院で承認されれば、下院で週内に最終的な 可決が可能になる。

イタリアでは財政緊縮計画をめぐる綱引きが数週間にわたって続 き、欧州連合(EU)指導者や投資家の間では、イタリアの債務負担 抑制に向けた取り組みが難航するとの懸念が拡大。6日には労組がゼ ネストを実施する中で、閣議で修正案が承認された。

首相府は6日、国際金融危機の深刻な情勢を受けて、財政緊縮計 画の修正に対する信任投票を行わざるを得なくなったとする声明を発 表した。

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