イタリア:緊縮策抗議で労組が時限スト-交通や生産活動に影響及ぶ

イタリア最大の労働組合は6日、 ベルルスコーニ首相が進める予算削減策に反発し、ゼネストを実施し た。この影響でイタリア全土で交通機関や生産活動に影響が及び、投 資家や欧州各国首脳の間でイタリア政府が財政緊縮を逆戻りさせると の懸念が高まっている。

同労組CGILは、イタリア議会が先月に閣議決定された455 億ユーロ(約5兆円)規模の緊縮策の審議を開始するのに伴い、8時 間のゼネストを呼び掛けた。上院はローマ時間午後4時半に審議を開 始し、早ければ7日にも承認する可能性がある。その後、下院で最終 採決となる。

CGILによれば、首都ローマや他都市では100万人近い人々 がデモに参加。地方を中心に約50%の電車が運休になっているとい う。国内最大のメーカー、フィアットによると、同社従業員の約 15%がストに突入した。

ローマの地下鉄2路線や近郊路線も止まっている。運営会社AT ACが明らかにした。ローマやミラノなどでは空の便も混乱。アリタ リア航空が一部の国内線と国際線の運航を取りやめたほか、ライアン エア・ホールディングスはイタリア発着の200便を運休。約3万 5000人の利用客が影響を受けた。