アイルランドの債務、来年は管理可能な水準で安定も-経済社会研究所

アイルランドの債務が「管理可能」 な水準で安定する可能性があると経済社会研究所(ESRI)が予想 している。政府が支援融資の金利引き下げを勝ち取り、金融システム の救済コストが予想を下回ったことが背景にある。

ESRIが6日、電子メールで公表した報告書によれば、同国の 国内総生産(GDP)に対する債務総額の比率は来年、113%前後でピ ークに達する見通しだ。財務省や国際通貨基金(IMF)、欧州連合 (EU)の予想レンジは118-121%となっている。

ESRIは「現在の予定では、アイルランドの債務負担は2013、 14年に管理可能な水準で安定する見通しだ」と予測。ただ、「不確定 要素がかなり残っている」と付け加えた。

アイルランド政府は7月、675億ユーロ(約7兆3000億円)の救 済資金に対する5.8%の金利を2ポイント引き下げることに成功。ま た、ヌーナン財務相が1日に明らかにしたところでは、銀行資本増強 の追加コストは約170億ユーロにとどまり、昨年想定した350億ユー ロを下回った。