独首相、条件未達成ならギリシャ支援見送りの意向-CDU関係者

ドイツのメルケル首相は5日、与党 キリスト教民主同盟(CDU)の会合で、ギリシャが救済条件を満た さない限り、月内に予定されている資金は受け取れないだろうと述べ た。同党関係者2人が明らかにした。

関係者の1人によると、会合はベルリンで同日遅くに開かれた。 ショイブレ財務相も同様の見解を表明したという。同関係者は、会合 が非公開だったことを理由に匿名を条件に語った。

CDUのペーター・アルトマイアー幹事長は会合後、記者団に対 し、「ギリシャが義務を果たすとわれわれが期待し、同国の適切な行動 なしに一段の支援はできないことは極めてはっきりしている」と言明。 さらに「われわれがユーロの安定というコミットメントを堅持し、共 通通貨としてのユーロを維持し防衛する用意があることもまた、極め て明白だ」と述べた。

連立与党・政府は6日、欧州金融安定ファシリティー(EFSF) の融資保証でドイツの負担を2110億ユーロ(約22兆8400億円)に引 き上げる法案を議会に提出する。従来は1230億ユーロだった。CDU は4日に、メルケル首相の地元メクレンブルク・フォアポンメルン州 の州議会選挙で惨敗したばかり。

CDUの議会での金融政策担当スポークスマン、クラウスペータ ー・フロスバッハ氏はインタビューで、「条件が満たされなければ、わ れわれはもはや支援に前向きでないという状況は生じ得る」と語った。

アルトマイアー幹事長によると、6日のCDUの会合では、出席 議員の過半数がEFSFの機能強化法案に賛成した。関係者1人によ ると、反対は12人、棄権7人。今回の投票は、29日に予定される議 会採決の結果を占うものとなった。主要野党の社会民主党(SPD) と緑の党は法案賛成の意向を示している。