シンガポールのテマセク、中国建設銀の株式を取得-2140億円相当

シンガポールの政府系投資会社、テ マセク・ホールディングスは、中国建設銀行の株式を最大217億香港 ドル(約2140億円)で取得した。テマセクは約8週間前に同行の株式 を一部売却していた。

香港証券取引所に5日提出した資料によると、テマセクは建設銀 行株を1株当たり最大4.94香港ドルで44億株購入し、出資比率をこ れまでの6.27%から8.1%に高めた。米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)は8月29日、資本増強を目指し、保有する建設銀行株の約半分 を83億ドル(約6400億円)で売却することで合意したと説明してい た。

テマセクは7月に建設銀行株を1株6.26香港ドルで、94億香港ド ルで売却しており、より安い価格で建設銀行株を取得することになる。 テマセクは売却後、建設銀について「強気」の姿勢を崩していないと 表明していた。中国の過去最大となる融資ブームの結果、デフォルト (債務不履行)が相次ぐとの懸念を背景に、建設銀の株価は6月末以 降、香港株式市場で14%下落している。

シンガポール経営大学のユージーン・タン助教授はテマセクの株 式購入について電話で、「中国経済と同国の銀行セクターに対する長期 的な信頼感を反映している。市場のボラティリティ(変動性)を踏ま え、テマセクのような投資家は高いリターンを挙げるという長期目標 を引き続き追求できるようにこうした戦略を取らざるを得ないかもし れない」と話した。

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