ドラギ氏:ECBの債券購入は「当然」ではない、EFSF強化急げ

欧州中央銀行(ECB)の次期総 裁、イタリア中銀のドラギ総裁は5日、ECBによる国債購入を当然 のものと見なしてはならないと戒めた。

同総裁はパリでのイベントで、ECBの購入を「財政規律という 基本原則を回避する手段とすることはできない」とし、「ユーロ圏諸 国はこれを当然視すべきではない」と述べた。購入プログラムは「一 時的」なものだと付け加えた。

ドラギ総裁は、国債購入もオペでの無制限流動性供給もECBが 物価安定を維持する妨げにはならないとも述べた。「ECBがこの目 標から外れることは決してない」と強調した。

さらに、債務危機の解決に向けて救済基金、欧州金融安定ファシ リティー(EFSF)を強化する合意を各国政府が迅速に実践するよ う呼び掛けた。首脳らはEFSFに流通市場での国債購入を認める改 革で合意したが、実施には各国議会の承認が必要。

ドラギ総裁は「遅延や不透明感は市場の波乱を再燃させるリスク がある」とし、「各国首脳が結束を示し、声を一つにすることが今こ そ重要だ」と論じた。