フィンランドがギリシャへの担保要求で妥協案を模索-IMFは反対

国際通貨基金(IMF)が第2次ギ リシャ支援でユーロ圏加盟国への追加担保の提供をギリシャに求める ことに反対する中、フィンランドは担保要求に関し欧州諸国との妥協 点を模索する取り組みを進めている。

フィンランドのカタイネン首相は3日にYLEのTV1とのイン タビューで、「われわれは他のユーロ圏諸国やユーロの安定を傷つけ るつもりは毛頭ない」と明言。その上で、「われわれは担保に関する 合意に向けて取り組んでおり、交渉は継続中だ。技術的に実行可能で 全ての加盟国にとって受け入れ可能であり、ギリシャへの融資保証の 見返りとなる担保がフィンランドに提供されるモデルを探っている」 と語った。

債務危機リスクの封じ込めに向けた欧州の取り組みは、加盟国の 個別の担保要求でほころびが生じている。最上級の「トリプルA」格 付けを持つフィンランドは8月16日、第2次ギリシャ支援の条件と してギリシャに担保差し出しを求める2国間取り決めがあることを公 表。これを引き金にドイツやオーストリアから批判が相次いだ。

その後、IMFからもフィンランドの取り決めに関して反対の姿 勢が示されている。事情に詳しい関係者4人は先週、ユーロ加盟国に 担保利用などが認められれば、これまで欧州向け救済融資の3分の1 を提供してきたIMFの優先債権者としての立場が否定されると指摘 した。