【ECB要人発言録】インフレ期待をしっかり抑制へ-トリシェ総裁

8月29日から9月4日までの欧州 中央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者 の氏名をクリックしてください)。

<9月2日> クーン・ベルギー中銀総裁(リーブル・ベルジックとのインタビュー で):流動性は欧州の銀行が直面する主要な問題だ。状況は2008-09 年ほど悪くないが、その方向に少しずつ向かっている。全ての対策が 効果的に実施される9月以降、市場が落ち着きを取り戻すと期待して いる。

<9月1日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(アルプバッハで講演):ECBの 国債買い取りプログラムは永続的な手段ではない。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(アルプバッハで発言):金融危機 前の米国の規制緩和は度が過ぎていた。今は、再規制が行き過ぎにな らないようにする必要がある。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁:われわれはECBが物価安定と 定義する目標範囲に一層近くなると想定している。

<8月30日> トリシェ総裁(ユーロニュースとのインタビューで):ユーロは極めて 堅固な通貨であり、その価値を実に良く維持してきている。通貨とし てのユーロに異議を申し立てる者はいない。

<8月29日> トリシェ総裁(欧州議会で):中期的な物価動向見通しへのリスクは、 9月初めに公表されるECBのスタッフ予想の文脈の中で検討されて いる。ユーロ圏全体としては総じて比較的健全なファンダメンタルズ (基礎的諸条件)の下で、経済が緩やかに成長を続けると予想する。 それと同時に、最近の金融市場の緊張再燃などにより、不確実性は引 き続き特段に高い。

トリシェ総裁(欧州議会で):特に現在のような状況の下でECBがイ ンフレ期待をしっかりと抑えることを、誰もが理解している。

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