BOA、野村など17の金融機関提訴、住宅ローン証券販売で米当局

米連邦住宅金融局(FHFA)は 2日、バンク・オブ・アメリカ(BOA)、シティグループ、JPモ ルガン・チェースなど17の金融機関を相手取り、監督下にある住宅公 社のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅 貸付抵当公社)への数十億ドル規模の住宅ローン担保証券(MBS) の販売に際し、正確に説明しなかったとして、ニューヨークの州およ び連邦裁判所とコネティカット州の連邦地裁に提訴した。

訴状によれば、野村ホールディングス、欧州系のバークレイズ、 HSBCホールディングス、ソシエテ・ジェネラル、ロイヤル・バン ク・オブ・スコットランド、クレディ・スイス・グループ、ドイツ銀 行、米国のモルガン・スタンレー、アライ・ファイナンシャル(旧G MAC)、ファースト・ホライズン・ナショナル・コープなども訴え られた。

FHFAはこれらの金融機関はファニーメイとフレディマックに 対し、販売したMBSの健全性について不正確な情報と与えたとして いる。FHFAは一部の金融機関には、支払った資金について利息付 きの返還を求めるとともに、不正行為をめぐり懲罰的損害賠償を含む 賠償を請求している。

FHFAは発表した声明で、これらのローン債権は販売の説明文 書に明記された以上にさまざまなリスクの高い性格を持っていたと主 張している。

FHFAによれば、ファニーメイとフレディマックはBOAから MBS60億ドル相当、メリル・リンチから同248億ドル相当、シティ グループから同35億ドル、ゴールドマン・サックス・グループから同 111億ドル、バークレイズから同49億ドルを購入。今回の提訴では、 野村ホールディングスからの20億ドル、JPモルガン・チェースから の330億ドル、ドイツ銀行からの142億ドル、クレディ・スイスから の141億ドル、ソシエテ・ジェネラルからの13億ドル、HSBCから の62億ドルなども対象になっている。

これに対し、ドイツ銀行の報道担当者は「FHFAの主張は根拠 がない」と反論。BOAの報道担当者はファニーメイとフレディマッ クはMBS市場関連の損失は住宅価格の下落など経済的な要因による ものであることはすでに認識していたと説明した。シティグループ、 JPモルガン、モルガン・スタンレー、野村ホールディングス、クレ ディ・スイス、HSBC、バークレイズ、アライ・ファイナンシャル、 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの報道担当者はコメントを 控えた。

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