欧州債(2日):ドイツ10年債利回りは過去最低-リセッション警戒

2日の欧州債市場ではドイツ国債 が上昇。10年債利回りは過去最低を記録した。8月の米非農業部門 雇用者数が前月から変わらずとなったことをきっかっけに米国のリセ ッション(景気後退)懸念が高まり、域内で最も安全とされるドイツ 国債への需要が強まった。

イタリアとスペインの国債は下落。ギリシャ2年債利回りは過去 最高となった。イタリア10年債の下げは過去最長の10営業日連続。 同国の財政改革実施を危ぶむ悲観が広がった。

米労働省が2日に発表した8月の雇用統計によると、非農業部門 雇用者数は前月から変わらず。非農業部門雇用者数はこれで、2010 年10月から始まった増加トレンドに終止符を打った。前月は8万 5000人増だった。

ウエストLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービス氏は「米 雇用データが米国債とドイツ国債を一段高にした」と指摘。「景気が 鈍化しているだけでなく、リセッションに陥りつつあるとの懸念が強 まった。圧迫が続いている周辺国にとっては悪材料だ」と続けた。

ロンドン時間午後4時31分現在、独10年債利回りは前日比13 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.01%。一時 は1.996%まで下げ、少なくとも1999年以来の最低を付けた。同 国債(表面利率2.25%、2021年9月償還)価格は1.18上げ

102.115。独2年債利回りは10bp下げ0.54%。2010年6月18 日以来の低水準となる0.52%まで低下する場面もあった。

イタリア10年債利回りは前日比13bp上昇し5.28%と、先月 9日以来の高水準。イタリア2年債利回りは11bp上げ3.52%。

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