8月の米雇用者数:増加トレンドに終止符-6、7月も下方修正

米労働省が2日に発表した8月 の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整 済み)は前月から変わらず。非農業部門雇用者数はこれで、2010 年10月から始まった増加トレンドに終止符を打った。家計調査に 基づく8月の失業率も9.1%で前月と同じ水準だった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央 値は6万5000人増だった。前月は8万5000人増に下方修正され た。速報値では11万7000人増だった。6月も2万人増と、第一 次改定値の4万6000人増から下方修正された。平均時給も減少。 労働時間も短縮された。

IHSグローバル・インサイトの主任エコノミスト、ナリマ ン・ベーラベシュ氏は、「今回の統計内容は景気が停滞していない にしても、停滞しつつあることを示唆する新たな兆候だ」と述べ、 「企業は引き続き相当慎重だ」と続けた。

民間部門雇用者数は1万7000人増と、2010年3月以降の増 加局面で最も弱い伸びにとどまった。市場予想の9万5000人増も 大幅に下回った。

製造業の雇用者は3000人減少。前月は3万6000人増加し た。建設部門は5000人減だった。

情報処理部門の雇用は4万8000人減。米電話会社ベライゾ ン・コミュニケーションズで起きたストライキが影響した。ベライ ゾンでは従業員のうち約4万5000人が契約終了に伴い、8月7日 から2週間にわたりストライキを決行した。その後22日に職場に 復帰したが、8月の雇用統計調査時にはスト中だったため、雇用者 には数えられなかった。復帰した従業員の雇用は来月分に加算され る。

一方、ミネソタ州政府職員2万2000人がストを解除して職場復 帰したものの、全米の州労働者数は5000人増にとどまった。地方自 治体の労働者数は2万人減り、連邦政府も2000人減少した。この 結果、政府全体では1万7000人の純減となった。

平均時給は前月比0.1%減の23.09ドル。平均労働時間は 6分短縮され34.2時間だった。

失業者に加え、経済悪化でパートタイム就労を余儀なくされて いる労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は

16.2%で、前月の16.1%からわずかに上昇した。

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