来週のNY原油先物相場:50%が下落予想、景気回復鈍化を懸念-調査

来週のニューヨーク原油先物相場 は下落しそうだ。メキシコ湾のエネルギー生産施設が暴風雨の影響を 受ける可能性が弱まる一方、世界の景気回復が鈍化するとの懸念が強 まっているためだ。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト30人を対象に実施した 調査では、15人(50%)が来週の原油先物相場は下落すると予想。上 昇するとの見通しを示したのは10人(33%)だった。横ばいを予測 したのは5人。先週は50%が下落を予想した。

メキシコ湾の熱帯低気圧が暴風雨に発達する可能性が高く、エネ ルギー関連企業が生産施設やリグ(掘削装置)から作業員を避難させ たため、ニューヨーク市場の原油相場は2日、1カ月ぶりの高値近辺 で取引されている。中国物流購買連合会が1日発表した8月の製造業 購買担当者指数(PMI)は2年5カ月ぶりの低水準付近にとどまっ た。オバマ米大統領は8日に雇用対策に関して演説する予定。

エネルギーに重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル (ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「来週は暴風 雨に見舞われる恐れが弱まる一方、大統領が演説を行うため景気への 懸念が強まる」と予想。「失業率の高止まりが引き続きエネルギー価 格を押し下げるだろう」との見方を示した。

2004年4月の調査開始以来、相場の方向性を正しく予測した確率 は48%。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。