米雇用者数の伸びは8月に鈍化か、企業の景況感低下で-BN調査

米雇用者数の伸びは8月に鈍化 したもようだ。米企業の間で景気回復の足取りをめぐる楽観的観測 が後退したと、エコノミストらはみている。

ブルームバーグ・ニュースの調査では、2日に発表される8月 の非農業部門雇用者数は前月比6万8000人増(86社の予想中央値) が見込まれている。7月は同11万7000人増だった。失業率は

9.1%(83社の予想中央値)と変わらずの見通し。これで過去28カ 月中、26カ月が9%以上の水準にとどまったことになる。

史上初の米格下げと債務削減をめぐる政治的対立、欧州のデフ ォルト(債務不履行)懸念などが引き金となり、S&P500種株価指 数は7月22日から8月8日の間に17%下落。企業が人員削減に追 い込まれる恐れが出ている。雇用低迷などを背景に、米連邦準備制 度理事会(FRB)のバーナンキ議長は先週、FRBには依然とし て景気を刺激する複数の手段があると発言した。

ステート・ストリート・グローバル・マーケッツのシニア債券 ストラテジスト、ジョン・ハーマン氏(ボストン在勤)は統計発表 を前に、「新規採用ペースの一段の鈍化が見られている」と指摘。 「失業率上昇の可能性について懸念している。不安定で不均衡な景 気回復となっている」と述べた。

米労働省は雇用統計を午前8時半(ワシントン時間)に発表す る。ブルームバーグ調査の予想レンジは、非農業部門雇用者数が前 月比2万人減-16万人増。政府機関を除く民間部門の雇用者数は前 月比9万5000人増(46社の予想中央値)が見込まれている。前月 は15万4000人増だった。