コンテンツにスキップする

中国アリババ:米ヤフーと合意、アリペイ部門スピンオフの補償で

中国の電子商取引運営会社アリ ババ・グループ・ホールディングは、筆頭株主である米ヤフーとのオ ンライン決済サービスのアリペイ部門をめぐる4カ月越しの協議で合 意に達した。アリペイが新規株式公開(IPO)された場合、アリバ バは最高60億ドル(約4600億円)を受領することが保証される。

ヤフーとアリババ第2位の株主ソフトバンクは、昨年のアリペイ 部門のスピンオフ(分離・独立)に伴う損失補償を求めていた。29 日の発表によれば、2大株主との合意の下、アリペイのIPOや「そ の他の流動性発生事由」が生じる場合、アリババに最低20億ドルが 支払われる。この日の朝方、ヤフーの株価は上昇した。

ベンチマーク(フロリダ州)のアナリスト、クレイトン・モラン 氏は「ヤフーにとってはいい知らせだ」とし、「前日までヤフーはア リペイで何も得られない恐れがあったが、この問題では補償を得られ る解決策を得た」と述べた。

アリババは昨年8月、馬雲(ジャック・マ)会長が経営権を握る 中国企業にアリペイを譲渡したが、アリババの取締役会の承認は得て いなかった。馬会長は今月「創業中国精英会(チャイナ・アントレプ レナー)」誌とのインタビューで、ヤフーとソフトバンク、アリババ はアリペイ部門喪失に対し「非常に大きな」補償を受け取ると語って いた。

ヤフーは5月、馬会長が保有する中国企業へのアリペイ株譲渡に ついて3月31日まで知らされていなかったことを明らかにした。馬 会長はこれに先立ち、決済会社への外国人出資比率に関する中国の規 制を順守するため、アリババ取締役会はアリペイ事業再編の必要性を 過去3年間にわたり協議してきたと発言。スピンオフは「透明性」が あり「合法的」なものだと述べていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE