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ユーロ圏:7月のインフレ率、2.5%に低下-ECB目安は上回る

ユーロ圏の7月のインフレ率は予 想に反して低下したものの、8カ月連続で欧州中央銀行(ECB)が 上限と見なす2%を超えた。エネルギーの値上がりで、企業は一段と 価格転嫁を迫られた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が29日発表した7月 のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.5%上昇と、イ ンフレ率は前月の2.7%から低下した。ブルームバーグがまとめたエ コノミスト31人の調査の中央値では2.7%が見込まれていた。

景気回復が足踏みする中、年初来で6%上昇した原油価格が消費 者の購買力をそぎ、企業に利益確保のための値上げを迫っている。E CBは今月7日に今年2回目の利上げを実施。トリシェ総裁は同日、 物価上昇圧力が賃上げ要求につながり、インフレ率が高止まりする可 能性を示唆した。

ECBは先月、ユーロ圏の今年のインフレ率が平均2.6%、来年 は1.7%との予測を公表。ECB政策委員会メンバー、エストニア中 銀のリプストク総裁は26日付の同国紙ポスティメスで、「最近の主要 政策金利の引き上げ後でさえ、歴史的には依然として極めて低い金利 だ」と指摘した。

変動の大きいエネルギー価格などを除いたコアインフレ率を含め た7月指数の詳細は、8月17日に公表される。6月のコアインフレ率 は1.6%と、前月の1.5%から上昇した。

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