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JT株1年半ぶり高値、震災でも4-6月業績堅調-海外たばこに期待

たばこ事業が主力のJT(日本た ばこ)の株価が1年半ぶりの高値を付けた。東日本大震災の影響を受け た4-6月利益が予想ほど落ち込まず、同時に公表された通期(2012 年3月期)の増益計画の達成確度は高いと評価された。海外たばこ事業 への期待も株価を押し上げている。

株価は前日比5.3%高の35万5500円まで上げ、6連騰。10年1月 以来の高値を付けた。午前の東証1部売買代金で首位と、商いも活況。

同社が28日に発表した4-6月連結営業利益は前年同期比9.5% 減の719億7600万円となった。震災の影響でたばこ出荷を一時停止し、 販売数量が減少したことが響いた。会社側ではこれまで未定としていた 12年3月期予想を、前期比0.8%増の3360億円に設定した。

シティグループ証券の三浦信義アナリストは28日付リポートで、 コスト削減が奏功したことで4-6月営業利益は同証券予想を14%上 回ったと指摘。「国内たばこ消費も会社想定を上回っているとみられる うえ、同社シェアも着実に回復している」と評価し、通期営業利益計画 は「達成可能」との見解を示した。

また、みずほ証券の佐治広アナリストは28日付の投資家メモで、 「会社予想海外たばこ事業EBITDA(営業利益+減価償却費)が上 方修正されたことはポジティブ」と評価。スペインの価格競争によるマ イナス影響を、ロシアでの単価上昇や台湾および韓国の値上げ効果で吸 収する見通しとしている。

会社側では今期の海外たばこ事業のEBITDA予想(為替中立ベ ース)を前期比11%増の37億1000万ドルと、従来の36億7000万ド ルから上方修正した。

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