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三菱地所:非上場リート運用5000億円目指す、年金基金取り込む

国内不動産2位の三菱地所傘下の 三菱地所投資顧問(東京・千代田)は、3月に運用を開始した非上場 リートの資産規模を現在の300億円から10年以内に5000億円に拡大 させたい考えだ。年金基金など機関投資家のニーズを取り込むことで、 ファンド事業の拡大を目指す。

有森鉄治社長が27日、ブルームバーグ・ニュースのインタビュー で明らかにした。非上場リートは年金基金など機関投資家からの投資 対象として関心が集まっているとして「事業戦略としてオープンエン ド型非上場リートの成長に注力することだ」とし、「当ファンドを5000 億円規模へ成長させることは十分可能だ」と述べた。

三菱地所は国内外でのファンド事業を拡大し、グループ全体での 前期末1兆9000億円の運用資産を2020年には5兆円への拡大を目指 している。

日本の年金基金の運用資産で不動産が占める比率は海外と比べる と低水準だ。UBSグローバル・アセットマネジメントのリポートに よると、日本での比率1%に対してオーストラリア12%、スイス15% と、日本で不動産投資の拡大余地は小さくない。

JPモルガン・アセット・マネジメントの調査によると、国内年金 基金の間では不動産を含むオルタナティブ(代替)投資などを拡大す る傾向にある。 119基金のうちオルタナティブ投資について32.3%が 増やし、5.1%が減らす予定だ。非上場リートの設立は野村不動産グル ープに続き国内では2例目。野村不の非上場リートは11年度中に運用 規模が400億円になる予定。

日本の年金基金や企業年金の運用利回りは日本株低迷や円高など で低迷、格付投資情報センター(R&I)によると、2010年度の企業 年金などの運用利回りは0.60%のマイナスだった。

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