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米シティとゴールドマンのCMBSトレーディング責任者が相次ぎ退社

米銀シティグループとゴールド マン・サックス・グループの商業用不動産ローン担保証券(CMBS) トレーディング責任者が今週、相次ぎ退社した。CMBS市場がソブ リン債危機で動揺している上、新たな案件が縮小や延期されたりした ことが背景だ。

シティは28日に発表資料でウォーレン・ガイガー氏が退社した ことを明らかにした。金融機関監督局(FIRA)の記録によれば、 ガイガー氏は2004年に保険会社アメリカン・インターナショナル・ グループ(AIG)からシティに移籍していた。ガイガー氏退社に先 立ち、ゴールドマンのマシュー・セーレム氏も退社したと、事情に詳 しい関係者が今週明らかにしている。

両行は既に投資家に提示していた15億ドル(約1170億円)相当 のCMBS取引の撤回を余儀なくされた。米格付け会社スタンダー ド・アンド・プアーズ(S&P)が27日、この取引の従来の格付け と食い違いが出てきたとして、最終的な格付けを出せないと発表した ため。

サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、ブラッド・ ヒンツ氏は電話インタビューで、「CMBS市場は今後も課題が残っ ており、まだ回復の初期段階にある」と述べ、「格付け会社は恐らく 危機前に比べてはるかに支配力を強めている」と指摘した。

シティの広報担当者、ダニエレ・ロメロアプシロス氏は28日、 ガイガー氏の退社はS&PによるCMBS取引格付けの見直しとは無 関係だと述べ、「関係しているという見方は全くの間違いだ」と説明 した。ゴールドマンの広報担当、マイケル・デュバリー氏もコメント を控えた。

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