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独VW:商品・ユーロ高が通期利益圧迫へ、4-6月利益予想下回る

欧州最大の自動車メーカー、ドイ ツのフォルクスワーゲン(VW)は、商品価格の上昇やユーロ高で2011 年通期の利益の伸びが圧迫されるとの見通しを示した。4-6月(第 2四半期)利益はアナリスト予想を下回った。

4-6月期の利払い・税引き前利益は31億7000万ユーロ(約3530 億円)で、ブルームバーグがまとめたアナリスト14人の予想平均(32 億6000万ユーロ)に届かなかった。売上高は前年同期比22%増の403 億ユーロ。決算発表を受けて同社の株価は過去5カ月余りで最大の下 げを演じた。

VWは28日の発表文で「グループの2011年通期の売上高と営業 利益は前年を大幅に上回る見通しだ」とした上で、「しかしながら、金 利や為替レート、商品価格は引き続き不安定であり、数量効果を弱め るだろう」との見解を示した。

同社は生産コストの上昇や欧州以外での販売の収益減少に見舞わ れている。原油価格は過去1年間で19%上昇し、鉄鋼価格は7%値上 がりした。ユーロは対ドルで10%上昇し、ユーロ圏以外での収益の目 減りを招いている。

同社株を買い推奨しているコメルツ銀行のアナリスト、ダニエ ル・シュワルツ氏は、「これまで市場は、VWが予想を上回る業績を発 表することに慣れていた」が、「今日は市場が求めていた好材料を同社 は発表することができなかった」と指摘した。

28日のフランクフルト市場では、VWの株価は一時、前日比10.90 ユーロ(7.8%)安の133.15ユーロと、3月15日以来で最大の下げを 記録。フランクフルト時間午後4時42分(日本時間同11時42分)時 点では4.7%安の137.35ユーロ。

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