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ドイツ取引所のNYSE合併、競争損ねる恐れ-金融機関がEUに意見

ドイツ取引所とNYSEユーロ ネクストの合併は、デリバティブ(金融派生商品)と株式上場の分野 における競争を妨げるとの見解を、両取引所の大手顧客企業が欧州連 合(EU)に伝えた。

ゴールドマン・サックス・グループやバンク・オブ・アメリカ (BOA)、ドイツ銀行、UBSなどの銀行や証券会社が加盟する欧 州金融市場協会(AFME)はEUの行政執行機関、欧州委員会に対 し、7分野で競争法に絡んだ審査がさらに必要だと指摘。欧州委への 提出書類はブルームバーグ・ニュースが入手した。

ドイツ取引所とNYSEは合併案を発表した2月、統合を通じ4 億ドル(約310億円)のコスト節減が可能との見通しを示した。A FMEは「節減された費用が適切な割合で顧客サービスに向けられる ことは何ら示唆されていない」と主張した。

欧州委はドイツ取引所の顧客や競合する企業に、同取引所がNY SEを買収すればデリバティブや株式の取引・決済で競争が損なわれ ないかどうか質問表を送っている。ブルームバーグが入手した欧州委 の調査表には165以上の質問項目が並んでおり、世界最大の証券・ デリバティブ取引所が誕生すれば市場データへのアクセスにどのよう な影響があるかを問い掛けている。

ドイツ取引所のフランクフルト在勤広報担当、フランク・ヘルケ ンホフ氏はコメントしなかった。AFMEの広報担当、ロブ・マッキ ボー氏も調査表への返答について発言を控えたほか、欧州委のトーレ ス報道官とNYSEのパリ在勤広報担当であるキャロライン・ニコ氏 もコメントを控えた。

欧州委は合併案に対する判断を示す当初の期限を8月4日に設定。 ただ、最長90営業日にわたって追加審査を実施できる。

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