コンテンツにスキップする

新生銀株が2カ月半ぶり高値、BS改善完了とモルガンMUFG評価

新生銀行株が高い。バランスシー ト(BS)の改善が完了、経費管理や与信費用の減少で来期の利益伸 長が見込まれるとし、モルガン・スタンレーMUFG証券では27日、 投資判断を新規に「オーバーウエート」とした。東証1部銀行株指数 採用の83銘柄中、8割弱が下げる中、今後の業績改善を見込む買いで 午後に2カ月半ぶりの高値を付けた。

株価は一時、前日比4.6%高の92円まで上昇。5月17日以来の 高値水準を回復している。

モルガン・スタンレーMUFG証券のアナリスト、グレム・ナウ ド氏は投資家向けリポートで、「バランスシートの改善はおおむね完了 し、リスク資産も減少もしくは引き当てがなされたため、与信費用は 現在の高水準から低下し始める」と予想。新生銀は、メガバンクに比 べ比較的高いオペレーティング・レバレッジのため、わずかな変化に も業績の感応度は高いと指摘した。

同証がまとめた資料によると、不動産およびその他のノンコア投 資は2010年度に合計で7430億円となっており、直近5期で最高だっ た07年度の1兆2320億円から大きく縮小、現在も一段の縮小が図ら れているという。

同証では、11年度の連結純利益は会社側計画の220億円に対し247 億円と予想、12年度は373億円へ増えるとみている。同行では現在、 コンシューマーファイナンス事業へ注力しており、12年度以降は消費 者ローンの伸びが利益のけん引役になると分析。目標株価を150円に 設定し、メガバンクと比較したリスクが以前より低下してきた中、競 合行や消費者金融各社に対する株価のディスカウントは今後縮小に向 かう、とナウド氏は予想した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE