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EUの小麦生産高:予想上回る可能性-降雨で干ばつによる被害軽減

欧州連合(EU)の今年の小麦生 産高が、従来予想を上回る見通しだ。EUでは小麦の生育期に過去30 年で最も乾燥した天候に見舞われたが、降雨があったため被害が軽減さ れた。EUは世界の小麦生産の20%を占める。

ブルームバーグがアナリストとトレーダー7人を対象に実施した調 査の中央値によると、EU加盟27カ国の小麦生産高は1億3570万ト ンと、昨年の1億3630万トンから減少する見通し。ただ、この水準は 米農務省の予想である1億3210万トンや欧州委員会の1億3350万ト ン、国際穀物理事会(IGC)の1億3310万トンを上回っている。

降雨により干ばつの被害が軽減されたため、欧州の指標となるパリ 市場の製粉用小麦の価格は5月末以降18%下落している。かつて世界 2位の小麦輸出国だったロシアが今月、輸出禁止措置を解除したほかウ クライナも輸出制限を緩和したことから穀物価格は下落している。穀物 相場が下げれば世界の食料価格上昇も和らぐ可能性がある。国連は2 月、世界の食料価格が過去最高水準に達したとの推計を発表した。

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