コンテンツにスキップする

ケーヒン株が約5カ月ぶり高値、部品調達回復し今期営業利益を増額

ホンダ系最大の部品会社、ケーヒ ン株が約5カ月ぶりの高値を付けた。同社は27日、東日本大震災後の 部品調達の早期回復を理由に、今期の連結営業利益予想を従来比約2 倍に上方修正しており、業績改善を評価する買いが優勢となった。

株価一時、前日比1.5%高の1779円と続伸。3月4日(1789円) 以来、約5カ月ぶりの高値水準を回復した。

同社が発表した資料によると、業界を挙げた震災からの復興に向 けた取り組みで部品調達が早期に安定し、今期(2012年3月期)の連 結営業利益予想を従来の74億円から145億円に引き上げた。前期比の 減益率は、66%から33%に縮小する見込み。一方、4-6月(第1四 半期)の連結営業利益は販売減や為替動向、研究開発費の増加が響き、 前年同期比92%減の5億7100万円だった。

野村証券の山岡久紘アナリストは27日付の投資家向けリポート で、第1四半期の連結営業利益について「四輪車の生産減少で大幅減 益となったものの、アジアの四輪・二輪車向けの貢献で黒字を確保し た」と分析。同社は、ホンダ系部品メーカーの中でも四輪車向け比率 が高いとも指摘し、生産回復を背景とした業績の急回復を予想する。

会社側の上方修正内容についても、売上高への見方が保守的であ るため、依然上振れ余地が大きいと山岡氏。同証では、今期の連結営 業利益予想を従来の177億円から178億円に引き上げ、目標株価を 2000円から2100円に変更した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE