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ムーディーズ:177の米地方債発行体の格付け、引き下げ方向で見直し

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは、最上級格付けの177の地方債発行体(債務 残高690億ドル=約5兆4000億円)の格付けを引き下げ方向で見直す ことを決めた。米国債の「Aaa」格付け見直しに伴う措置。

28日の発表によると、見直し対象となるのは31州にまたがる162 の地方自治体と14の住宅金融制度、ワシントン大学(ワシントン州)。 いずれも連邦支出の変化や市場のボラティリティ(変動性)に影響され る度合いが高い。対象になる自治体数が最も多い州はバージニア州 (15)で、続いてマサチューセッツ州(14)となっている。

米連邦債務の上限引き上げ交渉が難航する中で、ムーディーズは 13日、米国債の格付けを引き下げ方向で見直すと発表。米国債の格下 げは、最上級格付けを取得する7000の自治体の自動的な格下げを招く とも説明した。19日には「Aaa」格付けのメリーランド、ニューメ キシコ、サウスカロライナ、バージニアの各州について、連邦支出への 依存度を理由に格付けを見直すと発表した。

ムーディーズのマット・ジョーンズ執行副社長(地方自治体担当) は発表資料で、「こうした自治体、特に連邦政府の活動への経済的依存 度が高い自治体は米政府の格下げの影響を受けやすいだろう」と指摘。 「マクロ経済状況の悪化への過敏性や金融市場混乱に対する脆弱(ぜい じゃく)性」にも言及した。

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