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榊原元財務官:「1ドル=70円台は定着する」、75-76円も視野(1)

元財務官の榊原英資青山学院大学 教授は27日夕、都内で開かれたシンポジウムで、1ドル=77円台と 円高で推移している為替相場について「1ドル=70円台は定着する。 場合によっては75-76円までいく」との見通しを示した。

榊原氏は日本の金融政策が米国に比べて十分に緩和されていない ことが円高の原因の一つと指摘した上で、「日本銀行が大量に国債を買 い、流動性を潤沢に提供すべきだ。日本だけでなく欧米の景気も悪い 重要な局面だ。日本も米国を見習って激しい量的緩和をする時期にき ている」と語った。

政府が検討している東日本大震災の復興財源については「増税す べきではない。3四半期連続のマイナス成長で、相当な不況になって いる時に復興するということになれば国債発行でやらざるを得ない。 市場は今後5-10年の間にかなり大量の国債を吸収する余裕はある」 との認識を示した。

一方で、「中長期的には増税せざるを得ない。中長期的な財政再建 計画をどのように立てるのかが重要だ」と指摘した上で、将来的には 現行5%の消費税率を「10-15%にすることが必要だ」と述べた。

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