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悲しい時こそ脂っこい食べ物、落ち込む心が持ち直す-研究

脂っこい食べ物は、落ち込む出 来事に取り囲まれている時でも、うつを防いでくれる。欧州での研究 が示した。

ベルギーの研究者らによると、補給チューブを通して脂肪分を多 く含む栄養液を摂取した被験者は悲しい音楽を聞いたり暗い表情の人 の写真を見せられたりしても、食塩水を摂取したグループに比べ心が 落ち込む度合いが低かった。脳へのスキャン検査でも、両グループの 間には視床下部を含む多数の部位で相違が認められたという。視床下 部は食欲をつかさどることが知られている。

感情と食べ物の間に何らかの関係があることは科学者の間でかね てから知られていたが、因果関係や仕組みが解明されているわけでは ない。医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーショ ンに掲載された最新の論文は、異なる食物が体にどのような信号を送 るかを理解する一助となると、国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所の 研究者、ジョバンニ・チッザ氏は指摘する。同氏はこの論文への評論 で、「悲しい気持ちをほとんど半減させるこの効果の大きさは、臨床 的に意味があるかもしれない。抗うつ剤の効果と類似したものだから だ」と書いている。

ベルギーのルーバン大学のルーカス・ファンアウデンホフ氏らの 研究者は、味や好みの影響を排除するためにチューブによって栄養液 を注入した。摂取の前に被験者たちは3分間、悲しい音楽か、どちら でもない音楽を聞き、摂取後にさらに30分音楽を聞いた。悲しそう な表情と普通の表情の10枚の顔写真も見せられた。

その後、空腹感や満腹感、吐き気、感情についての質問に4回、 答えた。脂肪分を摂取した効果は約2分にわたり見られたという。

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