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米国債:上昇、2年債入札の需要高まる-債務交渉の合意期待で

米国債相場は上昇。米議会がデ フォルト(債務不履行)回避に向けて債務上限引き上げで期限内に合 意するとの観測が広がり、350億ドル規模の2年債入札への需要が高 まった。

この日の2年債入札の結果によると、最高落札利回りは

0.417%。ブルームバーグがまとめたプライマリーディーラー7社に よる入札直前の予想は0.414%だった。投資家の需要を測る指標の 応札倍率は3.14倍と、米国が4年連続で財政黒字だった1998年か ら2001年の平均倍率の2.38倍を上回った。

ジェフリーズの米ドル・デリバティブ取引責任者、クリスチャ ン・クーパー氏(ニューヨーク在勤)は、「心強い入札になった」と 述べ、「現時点で市場はデフォルトの可能性を意識していない」と説 明した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時 間午後4時33分現在、30年債利回りは前日比4ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下し4.28%。一時は4.34%と7月8 日以来の高水準に近づく場面もあった。同年債(表面利率4.375%、 2041年5月償還)価格は21/32上げて101 19/32。

既発2年債の利回りは2bp下げて0.39%となっている。10 年債利回りは5bp低下の2.95%。一時3.04%に上昇する場面 も見られた。

期限前日

この日の2年債入札では、外国の中央銀行を含む間接入札の落札 全体に占める比率は27.7%と、前回6月27日の22%から上昇した。 過去10回の平均は32.2%。

プライマリーディーラー以外の直接入札の割合は20%。前回は

13.5%だった。過去10回の入札の平均は14.2%となっている。

ピアポント・セキュリティーズ(コネチカット州スタンフォード) のトマス・コナー社長は「米国は依然として最高格付けを有している」 とし、「最大規模で厚みがあり最も流動性の高い国債市場だ」と指摘 した。

この日の入札は今週3度行われる中期債入札の第1弾。米財務省 は5年債入札(発行額350億ドル)を明日、7年債入札(発行額 290億ドル)を28日に実施する。

ベイナー米下院議長は25日、歳出削減の拡大を義務付ける一方 で、債務上限を最大1兆ドルと1兆6000億ドルの2段階に分けて引 き上げる案を発表した。

1000億ドル増加

JPモルガンの債券戦略グローバル責任者のテリー・ベルトン氏 は、米国債格付けが引き下げられればレートは「中期的に」60-70 bp上昇し、米国の資金調達コストは年間1000億ドル増加すると予 測。米証券業金融市場協会(SIFMA)が主催した26日の電話会 議で見解を示した。

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) で世界最大の債券ファンドを運用するビル・グロース氏は26日、簡 易ブログ「ツイッター」で、「S&Pによる格下げは市場にとって真 の脅威だ」と述べた。

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