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欧州債:イタリア債が上昇、中長期債の入札中止で-スペイン債も高い

26日の欧州債市場では、イタ リアとスペインの10年債が上昇した。イタリア政府が25日に8月 中旬に予定されていた中長期債の入札を取りやめる方針を示したこと が背景にある。

イタリア10年債は3営業日ぶりに上昇。イタリア政府は、中長 期債入札の計画取りやめについて「手元資金が十分あり、借入必要額 が限られていることを考慮した」と説明した。この日実施された国債 入札で需要が減少したことから、イタリア2年債は入札後に売られた。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)のロンドン在勤スト ラテジスト、ノーバート・アウル氏は、この日の入札に対する市 場の反応はややネガティブだったものの、「イタリアの国債入札中止 がある程度の安心感をもたらした」と語った。

ロンドン時間午後5時5分現在、イタリア10年債利回りは前日 比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.63%。 一時は5.72%まで上昇した。スペイン10年債利回りは6.07%ま で上げた後、7bp低下の5.96%となった。

ドイツ10年債(表面利率3.25%、2021年7月償還)利回り は前日比2bp下げ2.74%。価格は0.205上昇し104.365とな った。

独10年債に対するイタリア10年債とスペイン10年債の利回 り上乗せ幅(スプレッド)はともに3日ぶりに縮小。イタリア10年 債と独10年債のスプレッドは289bp、スペイン10年債利回りの 独10年債に対する上乗せ幅は321bpに縮まった。

イタリアはこの日、6カ月物証券を75億ユーロ発行。平均落札 利回りは2.269%と、2年半ぶりの高水準だった。応札倍率は

1.56倍と、6月の入札での1.72倍を下回った。

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