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米国の白人と黒人の資産格差:過去最大の19倍、景気低迷で-ピュー

米国で黒人とヒスパニックの資産 が2009年6月までの景気低迷の間に白人と比較して大幅に減少し、人 種間の格差が過去最大に拡大したとの調査結果を、無党派の調査団体ピ ュー・リサーチ・センターが示した。

同センターのリポートによると、平均的な白人世帯の純資産は09 年末時点で黒人世帯の19倍に上り、格差はデータ収集が始まった 1984年以降で最大に広がった。白人世帯とヒスパニック世帯との差は 15倍と、少なくとも25年で最大に達した。

調査員のラケシュ・コチャール、リチャード・フライ、ポール・テ ーラーの3氏は「06年の住宅市場のバブル崩壊とその後07年後半から 09年半ばにかけて続いたリセッション(景気後退)は白人層よりマイ ノリティーの資産により大きな犠牲を強いた」と指摘。「住宅価格の下 落は全てのグループで最近の家計資産減少の主因だったが、ヒスパニッ クが住宅市場崩壊による打撃を最も激しく受けた」としている。

リポートによると、不動産市場バブルの崩壊による影響の度合いに は地理が影響している。ヒスパニックの住民は、カリフォルニア州やフ ロリダ州、ネバダ州、アリゾナ州など不動産価値が最も大幅に低下した 州に「過度に集中」しているためだ。

インフレ調整後の資産は05-09年に平均的なヒスパニック世帯で 66%、黒人世帯では53%それぞれ減少。白人世帯は16%減にとどまっ た。

リポートは、白人世帯では純資産のうち住宅資産が占める割合がよ り小さく、このことは白人層にとって「住宅市場のバブル崩壊の影響に 関する教訓になった」と指摘している。

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