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IMF:米債務上限の引き上げが「急務」、連邦議会に呼び掛け

国際通貨基金(IMF)は25 日に声明を発表、米議会に対して14兆3000億ドル(約1120兆円) の連邦債務上限の引き上げが急務だと強調した。

与野党の交渉が不調に終わり、民主・共和両党はそれぞれ上限引 き上げの代替案の作成に入った。米財務省は議会が8月2日までに合 意に達しなければ国債発行の権限を失うと警告している。

IMFは米経済に関するリポートで、「IMF理事会は連邦債務 上限を引き上げ、包括的な中期再建策で合意することが急務だと強調 した」と記載。「より明確な、信頼できる多元的フレームワークが実 施されれば、短期的な赤字削減のペースはさらに景気循環に歩調を合 わせるものとなり得る」と指摘した。

IMF関係者は米国に関する別のリポートで、「財政赤字削減案 には給付金制度の変更や歳入増を狙った措置の両方を含める必要が ある」とした上で、財政戦略には医療保険の縮小や「税金支出の削減」 も含まれる可能性を指摘した。

さらに、「中期再建策で合意に至らない場合や債務上限の引き上 げが期限に間に合わない場合、突然の金利上昇やソブリン債の格下げ などの形で」好ましくない財政的結末を迎えることになりかねないと し、「世界の金融市場における米国債の中心的役割を見ても、こうい ったリスクは世界に甚大な影響を与える」との見方を示した。

米経済見通し

同関係者によれば、IMFは2012年以降の米経済は年率2.75 -3%で成長すると予測している。

この日のリポートでIMFは、「米国の極端な低金利が過剰なリ スク志向を助長し、国際的な資金の流れに影響を与え、世界的に物価 上昇圧力を高めた可能性があると多くの理事が注意を促した」と記し ている

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