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ギリシャのソブリン格付け、3段階下げ「Ca」に-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは25日、ギリシャのソブリン格付けを3段階引 き下げたと発表した。ムーディーズは、欧州連合(EU)が合意した ギリシャ支援パッケージは民間の債権者に「相当」の損失をもたらす と指摘した。

発表資料によると、ムーディーズはギリシャの長期債務格付けを 「Ca」とし、従来の「Caa1」から引き下げた。支援策の一環で あるギリシャの債務交換が終了した時点で既発・新発債の信用リスク を再査定するとしている。

ムーディーズの上級アナリスト、サラ・カールソン氏はインタビ ューで、「公表されたEUプログラムと大手金融機関による債務交換提 案は、民間債権者が保有ギリシャ国債で相当な損失を被ることを示唆 しており、当社はこれを格付けに反映させる必要がある」と説明した。

ギリシャ向け新金融支援パッケージはユーロ圏諸国と国際通貨基 金(IMF)が1090億ユーロ(約12兆2900億円)を拠出する。金融 機関が500億ユーロを負担。金融機関はギリシャの債務負担を軽減す る一連の債務交換と買い戻しに合意する。

世界の金融機関を代表する国際金融協会(IIF)によると、第 2次ギリシャ救済の一環として、銀行は債務交換を通じ保有するギリ シャ債の評価額を自発的に21%引き下げる。IIFによれば、BNP パリバやソシエテ・ジェネラルなどがギリシャ救済に参加する。

債務交換

ムーディーズは、プログラムは民間投資家が債務交換によって損 失を被ること、「つまり、ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)の 確率が事実上100%であることを示唆する」と指摘した。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のギリ シャ格付けは「CCC」。フィッチ・レーティングスも「CCC」とし ているが、債務交換が実行された時点で「制限的デフォルト(RD)」 格付けとする方針を明らかにしている。ムーディーズには「デフォル ト」の格付けはない。

EUの支援案はギリシャを安定化させ他のユーロ圏諸国への感染 を阻止することが目的だとムーディーズは解説した。EUの欧州委員 会によれば、債務交換がない場合、ギリシャの債務は今年、国内総生 産(GDP)の158%に達する。合意された案にはギリシャの銀行を 強化するための200億ユーロも含まれる。

-Editors: Andrew Davis, Alan Crawford

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: アムステルダム 木下 晶代 Akiyo Kinoshita +31-20-589-8544 akinoshita2@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Shamim Adam in Singapore at +65-6212-1102 or sadam2@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Stephanie Phang at +65-6499-2617 or sphang@bloomberg.net

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