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メタンハイドレート関連株買われる、政府が産出実験との報道受ける

メタンハイドレート関連株が上昇。 政府が2012年度末に、海底に眠るメタンハイドレートから天然ガスを 取り出す実験に乗り出すと一部で報じられ、一連の事業が本格化した 場合、収益貢献が見込める銘柄を買おうとする動きが強まった。

主な銘柄の値動きは、石油・天然ガスの海洋掘削事業を行う日本 海洋掘削が一時前週末比7%高の3210円、LNGプラントを手掛ける 千代田化工建設が同2.1%高の1023円、日揮が同2.3%高の2504円、 海洋開発専用の機械を製造する三井海洋開発が同4.3%高の1493円ま で上げ幅を拡大。地下資源開発に使うボーリングマシン大手の鉱研工 業も、同7.5%高の562円と急伸した。

25日付の日本経済新聞朝刊によると、東京電力福島第1原子力発 電所の事故を受け、天然ガスなどの安定確保の必要性が高まっており、 政府はこれまでコストや技術面での課題が障害となっていたメタンハ イドレートから天然ガスを産出する実験に乗り出す。18年度末までの 産出技術の確立、20年代の早い時期の商業化を目指すとし、12年度の 予算案の概算要求で100億円超の予算計上を検討している、という。

ただ市場関係者の間では、関連銘柄の株高は材料を受けての一過 性の動きと受け止める向きが多いようだ。SMBCフレンド証券投資 情報部の中西文行部長は、メタンハイドレート関連事業について「実 現の可能性は極めて低いだろう」との見解を示唆。日本周辺は、地震 や台風など自然災害が多く、「掘削・生産のプラットフォームや天然ガ スを輸送するパイプが自然災害に耐えられるか、非常に疑問だ」と言 う。その上で、「地熱発電や太陽光発電など、他の実現性の高い発電技 術に集中した方が良い」と話していた。

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