コンテンツにスキップする

米企業、ソブリン危機の影響は限定的-欧州売上高すでに減少傾向で

(5段落目以降を追加して更新します)

【記者:Whitney Kisling、Inyoung Hwang】

7月25日(ブルームバーグ):欧州のソブリン債危機への不安にも かかわらず、米企業が欧州に依存しているのは売り上げの一部にすぎ ない。欧州での売り上げはすでに減少傾向にある。

欧州の業績を公表している185社の情報を基にブルームバーグが まとめたデータによると、S&P500種株価指数構成企業で欧州は売 上高全体の約21%に相当する。この割合は2008年の23%から低下。 この間に欧州の売上高は10%減少した。

ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥り新たな金融危機を引 き起こすとの懸念は今年、S&P500種の重しとなっている。同指数 は4月29日に年初来高値となる1363.61を記録して以来、1.4%下落 した。ただ、清涼飲料のコカ・コーラや半導体のインテルから白物家 電のワールプールまでさまざまな企業では、米国や新興市場の売り上 げが伸びる中で、欧州の影響を免れるもようだ。

ハイマーク・キャピタル・マネジメントのデービッド・ゲーツ最 高投資責任者(CIO、サンフランシスコ在勤)は20日の電話インタ ビューで、「米国株が欧州問題を乗り切ると考える十分な好材料が ある」と指摘。「米企業にはなお膨大な機会があると思う。企業は最終 的な損益を非常に重視しているようだ。極めて高い収益率が失われる ことなく、引き続き実現している」と語った。

インテルやワールプールでは、売り上げに占める中南米やアジア の割合が拡大しており、欧州への依存度は低下しつつある。

S&P500種は先週、前週末比2.2%高の1345.02ドルで終了した。 アップルやモルガン・スタンレー、アドバンスト・マイクロ・デバイ シズ(AMD)など米企業の業績がアナリスト予想を上回ったほか、 欧州が債務危機収束に向けてギリシャ支援を表明したことが好感され た。

ただ、S&P500種指数先物9月限は日本時間25日午前8時現在、

0.9%安の1329.40で推移している。オバマ米大統領と議会が債務上限 引き上げで合意に至らず、デフォルト(債務不履行)の懸念が強まっ た。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE