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米食料価格:予想上回るペースで上昇へ-コーラなど原材料コスト転嫁

米国の食料価格は同国政府の予想 を上回るペースで上昇しそうだ。コカ・コーラやセーフウェイ、チポ トル・メキシカン・グリルなど食品関連会社が原材料コストの上昇分 を消費者に転嫁しているためだ。

パデュー大学(インディアナ州)の農業エコノミスト、クリスト ファー・ハート氏によると、食肉や穀物、乳製品の価格が2月以降上 昇していることは、食料価格の上昇率が、米農務省(USDA)が先 月発表した予想である3-4%を上回る可能性を意味する。USDA は25日に月間予想を修正する予定。

ハート氏は19日、ワシントンでの講演で「食料価格の上昇は夏 から秋にかけて続くだろう」と予想。「新たな収穫分が供給されるま で在庫を補充することができず、それが食料価格にとって根本的で強 い上昇圧力になるだろう」との見方を示す。

米政府のデータによると、食料品や外食の価格は6月までの1年 間に3.7%上昇した。この間に、コメや小麦、トウモロコシ、大豆、 牛乳の先物は少なくとも2008年以来の高値に達した。外食店チェー ンの「KFC」と「ピザハット」を運営するヤム・ブランズは13日、 米国の原材料コストが今年、最大7%上昇するとの見通しを示し、従 来予想の6%から引き上げた。

トウモロコシ先物相場は22日までの1年間に76%、粗糖は 71%、コメは65%、それぞれ高騰。生牛と豚赤身肉の先物は21%以 上上昇している。

コーラの値上げ

清涼飲料最大手、コカ・コーラは19日、北米で販売する飲料を 7-12月(下期)に3-4%値上げする方針を示した。4-6月 (第2四半期)にも1-2%引き上げている。同社は値上げの理由と して、果物や金属、プラスチック製容器の製造に必要な原油の価格上 昇を挙げた。

コカ・コーラの果汁飲料「ミニッツメイド」の原料となるオレン ジ果汁の先物は、在庫の減少によりニューヨーク市場で22日までの 1年間に37%上昇した。

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