NY連銀、AIG関連MBSの売却を中止-市場環境に配慮

ニューヨーク連銀は、米保険会社 アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)救済の際に取 得した住宅ローン担保証券(MBS)の売却を中止する。入札が信用 市場に悪影響を及ぼすと批判を受けていた。

NY連銀のジャック・ガット報道官は電子メールで、MBSの「市 場環境」を考慮し、「近い将来ないし公共の利益になると連銀が判断す るまで証券の販売を予定していない」と説明した。

NY連銀は3月にAIGが提示したMBS157億ドル(約1兆 2600億円)相当の買い戻し案を拒否した後、少しずつ売却を開始。し かし、その影響で高利回り債やサブプライム(信用力の低い個人向け) 住宅ローン関連証券などの証券が値下がりしたとの批判がトレーダー から寄せられ、連銀は売却のペースを落としていた。最後の入札は6 月9日に終了した。

M&Ⅰインベストメント・マネジメントで186億ドル相当の債券 資産の管理・運用に携わるジェーソン・ワイナー氏は「市場がこれら の売却によって圧迫されなくなると考えられるため、一見したところ プラス要因に思える」としながらも、「きれいに片付くまでさらに長期 間にわたって市場にのしかかり続けるだろう」と指摘した。

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